ドラクエⅪ 作り話 15-2
ネタバレ多々含みます。
ご注意下さい。
捏造・嘘だらけの創作です。
完全たる自己満足。語彙力の欠如。
扉の外から泣き声がする。
やっぱりな。
ベッドから起き上がる。
「入れ。」
扉を開けるとグレイグはそこに座り込んで泣いていた。
「んぐ、ぐすっ、い、いの?」
「お前がそこで泣いてたらこっちが眠れないんだ!早く入れ!」
グレイグはもじもじして入ろうとしない。うざい。
「どうするんだ、3つ数える間に入らないと閉める、一生入れてやらない。ひとーつ、ふたーつ、み、」
すごい勢いで入ってきた。面倒な奴だ。
ベッドに押し込む。こっちは早く寝たいのだ。
「い、いの?」
「もうちょっと向こうに詰めろ。いいか、もう泣くなよ。俺は寝たいんだ。」
頷くグレイグの横に入り込む。グレイグは泣きはらした赤い目でこっちを見て、少し微笑んだ。
「あり、がと。」
ほとんど聞き取れないくらい小さな声でそう言うと、すーっと眠りに落ちていった。
グレイグはとても温かかった。
その温かさに俺は、泣きそうになった。
次の日俺達は寝坊して、教官の先輩騎士にこっぴどく怒られた。